予約ランキング

第１位

『雫の街』

（乃南　アサ/著　新潮社）

モラハラ夫、我が子を見捨てる母親…。横浜家裁川崎中央支部にやってくる家事事件の当事者たちは“モンスター”ばかり…。人間、そして家族のオモテとウラを、心揺さぶる筆致で描く連作短篇集。

第２位

『くもをさがす』

（西　加奈子/著　河出書房新社）

カナダで、がんになった。2021年コロナ禍の最中、滞在先のカナダで浸潤性乳管がんを宣告された著者が、乳がん発覚から寛解までの約8ケ月間を克明に描く。祈りと決意に満ちた初のノンフィクション。

第３位

『私たちの世代は』

（瀬尾　まいこ/著　文藝春秋）

小学3年生になる頃に今までにない感染症が流行し、不自由を余儀なくされた2人の少女、冴と心晴。冴は中学でイジメに遭い、心晴は引きこもりになってしまう。それでも周囲の人々の助けもあり、やがて就職の季節を迎えて…。

第４位

『流警』

（松嶋　智左/著　集英社）

元捜査一課の南優月は、護送中に事故を起こし、過疎地の警部交番へ「流刑」に。そんな辺境の地にキャリア警視正が赴任。同時に地元の名士の妻が殺害され…。元白バイ隊員が書き下ろす、迫真の警察小説。

第５位

『墨のゆらめき』

（三浦　しをん/著　新潮社）

都内の老舗ホテルに勤務する続力は、招待状の宛名書きを依頼しに書家の遠田薫を訪ね、なぜか副業の手紙の代筆を手伝うことに。あらゆる筆跡を自在に書き分ける遠田と接するうち、続は文字が放つきらめきに魅せられていく。