No.13 冬の景色を満喫!

シチュエーションに合わせて、図書館スタッフが選んだ珠玉の3冊をご紹介します。
第13回目のテーマは、「冬の景色を味わおう」です。


「雪と氷の図鑑」

(武田 康夫/文・写真 草思社)

皆さんは、なぜこんな形になったのだろうと不思議な雪や氷を見たことはありませんか?この図鑑は様々な形の氷と雪の写真と、理科が苦手な方にも手に取ってもらえそうな、分かりやすい解説が付いています。気温や土地の条件が重なってできた様々な氷や、雪道や雪害など冬の生活に関わることも紹介されています。魅力的な写真がたくさん掲載されていて、8月に富山県の山で撮られた、雪をスプーンですくったような模様の写真は、なかなか見られない光景です。

「世界の雪景色」

(海野 弘/解説 パイインターナショナル)

さあ、雪景色をめぐる世界旅行に出発しましょう!この写真集はロンドンやウィーンなどの街だけでなく、森の中や北極、南極など行くのがなかなか難しい場所の写真も収録されています。また、ビックベンやエッフェル塔など、観光地として有名なところの雪景色も見られますよ。さらに、表紙にもなっているドイツの修道院は、周りが白と青で覆われてとても幻想的です。冬の行事やスポーツ、雪のおとぎ話についてのコラムもありますので、ぜひ読んでみて下さいね。

「WINTER  JEWELS」

(高橋 真澄/著 青菁社)

北海道の富良野市と美瑛町、占冠村などで撮られた写真集です。サンピラーやダイヤモンドダストなど、冬ならではの景色をこの一冊で見ることができますよ。太陽の光でキラキラと輝く水の結晶や色鮮やかな彩雲や彩氷。霧氷で枝が真っ白になった木。虹色のダイヤモンドダスト。空と地表の境目が見える雪景……。寒さの厳しい冬だからこそ見られる、息を呑むような美しい自然が収録されているので、ぜひご覧下さい。